アスベストの取り残しがないことを確認する作業は誰ができるの?

アスベストに関する問題を掲載しております。
クイズ感覚で、ご参加ください!

【問題】①~③からお答えください
石綿含有吹付け材(レベル1)の除去工事後、アスベストの取り残しがないことを確認する作業において、
誤っているものはどれか、お答えください。

①石綿取扱作業従事者Aさんが確認を行った。
②石綿作業主任者Bさんが確認を行った。
③石綿含有建材調査者Cさんが確認を行った。
 「」を押して答えを確認↓

【答え】

解説:石綿含有吹付け材(レベル1)、石綿含有保温材等(レベル2)の除去工事後は、「石綿作業主任者」または「石綿含有建材調査者」が石綿等の取り残しがないことを確認しなければなりません。

「石綿取扱作業従事者」のAさんは、確認できる資格を保有していないため、答えは①となります。

◆石綿取扱作業従事者(※除去後の確認:不可)

・・・石綿を取り扱う作業が認められているが、石綿作業主任者の指揮・監督がなければ作業することができない。

◆石綿作業主任者(※除去後の確認:可)

・・・ 石綿を取り扱う作業および石綿取扱作業従事者の指揮・監督を実施できる。

◆石綿含有建材調査者(※除去後の確認:可)

・・・石綿の有無を確認する事前調査を実施できる。

~アスベストの概要~

アスベスト(石綿)は、天然の繊維状鉱物で「いしわた」や「せきめん」と呼ばれています。
アスベストの繊維は極めて細く、吸入すると肺がんや中皮腫などの原因となる可能性があることが知られています。
2006年(平成18年)9月から輸入、製造、使用などが禁止されていますが、それ以前に着工した建築物等には
アスベストが使用されている可能性があるため、解体工事等を行う際のアスベスト対策の規制が強化されています。

この記事を書いた人

武蔵台LABO

アスベスト分析専門。信頼性の高いアスベスト分析を、1検体17,000円(月30検体以上のご依頼で1検体あたり15,000円)という業界最安水準でご提供。24時間以内にメールで報告書を送付させていただく、特急サービスもご用意しております。