設計図書に「ノンアスベスト材料」と記載があればアスベスト無しと判断できるのか?

アスベストに関する問題を掲載しております。
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【問題】〇か×でお答えください
設計図書にノンアスベスト材料等、石綿等が使用されていない建材であることの記載があれば、アスベスト無しと判断できる。
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【答え】×

解説:設計図書にノンアスベスト材料等、石綿等が使用されていない建材であることの記載があった場合でも、法令の適用対象となる石綿等の含有率は段階的に変更されており、現行の法令では適用対象となる場合があるため、アスベスト無しと判断することはできません。

また、設計図書や竣工図等の書面は、石綿含有建材の使用状況に関する情報を網羅しているものではないことや、必ずしも建築物の現状を現したものとは限らないことから、書面調査の結果のみで調査を終了せず、目視調査が必要となります。

ただし、下記のいずれかの方法で確認ができる場合は、目視調査を省略することができます。

①既に事前調査が行われていて、その調査結果を確認する方法

②建築物の着工日が2006(平成18)年9月1日以降であることを、設計図書等の文書で確認する方法

~アスベストの概要~

アスベスト(石綿)は、天然の繊維状鉱物で「いしわた」や「せきめん」と呼ばれています。
アスベストの繊維は極めて細く、吸入すると肺がんや中皮腫などの原因となる可能性があることが知られています。
2006年(平成18年)9月から輸入、製造、使用などが禁止されていますが、それ以前に着工した建築物等には
アスベストが使用されている可能性があるため、解体工事等を行う際のアスベスト対策の規制が強化されています。

この記事を書いた人

武蔵台LABO

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